2025年度 卒業論文発表会
2026年1月29日(木)、明治大学にて構造・材料分野の卒業論文発表会が行われました。
ついこの間、研究室に配属されたばかりのような気がしていましたが、気づけばもう卒論発表の時期。
年々時間が経つのが早く感じられるようになりましたが、今年度は特にあっという間だったように思います。
さて、我々6期生は「マイペース世代」とでも言うべきでしょうか。
卒論の進捗は人によって本当に様々で、早い人は驚くほど早く、遅い人は……驚くほど遅い。進捗に大きな差のある代でした。
研究室内では、本提出に間に合うよう早めに提出期限が設けられていましたが、今年度は4名が研究室内提出に間に合わず。振り返ると、これは非常に良くない結果だったなと反省しています。一方で、早いメンバーは年内にはすでにほとんど書き終えていたとのこと。恐ろしい……。
とはいえ、進捗が遅れていたメンバーも、決してやる気がなかったわけではありません。
最後の最後まで完成度を上げようと粘る、やる気に満ち溢れた志の高いメンバーだったと、勝手ながら自負しております。
筆者は本提出の4日前の時点で第1章しか終わっていないという、もはや絶望的な進捗状況でした。
計画的に進めてこなかったことへの後悔、頭をよぎる留年の二文字、こぼれ落ちそうな涙を必死にこらえながら、地獄の泊まり込み生活が幕を開けました。
そんな中、唯一の希望は、隣の席の同期もほぼ同じ状況だったことです。
「仲間がいる」という事実だけで、あれほど心が救われるとは思いませんでした。もし一人だったら、たぶん心が折れていたと思います……笑。
その後は本当に論文執筆だけに集中し、唯一の外出はオーケーにご飯を買いに行く時間だけ。この時間に、進捗状況や今後の進め方について同期と話す時間が、実はとても楽しかったり。もちろん焦りもありつつ……。
研究生活の最後に、こうした時間を過ごせたことは、つらさの中にあった小さな救いであり、今思えばとても良い思い出です。
残り2日になる頃には、まだ終わっていなかった他の2名も合流し、机横一列に並ぶ4名が黙々と作業する光景ができあがっていました。
最終話でこれまでの登場人物が勢揃いするマンガのような展開だな、と内心ちょっと笑っていました(もちろん余裕はありませんでしたが)。

さらに本提出前夜には、すでに卒論を提出し終えている同期が応援に駆け付けてくれたり、修論の提出が迫るM2の先輩方も泊まり込みで作業されていたりで、研究室の人口密度はなかなかのものに。
締切直前特有の、ピリピリしつつもどこか一体感のある雰囲気は、なぜか少し楽しく感じられる不思議な時間でした。
夜中には先輩方からエナジードリンクの差し入れまでいただき、本当に救われました。ありがとうございました。
提出前日の夜22時頃まで先生が梗概の添削をしてくださり、さらには当日の朝5時には再び梗概を確認してくださっていました。
朝8時過ぎにはすでに学校に来ておられ、肉まんとスープの差し入れまで。本当に頭が上がりません。
本提出当日の朝には、
「未提出の4名は提出目標時刻をお教えください」
というLINEが届き、研究室内は一気に緊張感とざわつきに包まれました。
正午提出のなか、筆者は10時頃に完全に限界を迎え、30分ほど気絶するように眠ってしまいました。
目が覚めると、2人はいつの間にか提出を終えており、焦りは最高潮。隣の彼はまだ粘っていましたが……笑。
その後も修羅場は続き、本提出残り10分を切ったあたりで、どうにか未提出だった全員が提出を完了。
研究室内に広がった安堵感は、今でもはっきり覚えています。


提出後は、文字通り気絶するように床で眠りました。


さらに、提出後には先生からお寿司の差し入れまでいただいたのですが、筆者は爆睡しており食べ損ねました。
正午提出後、気づけば夜7時過ぎまで研究室で熟睡。夜に起きてからお寿司の残りをありがたくいただきました。
この日は帰宅後もさらに14時間ほど爆睡し、人間の限界を実感しました。




そして提出から3日後、いよいよ卒業論文発表会。
富澤研は午後2番手での発表でした。研究室伝統(?)のスーツ姿での発表に、ほどよい緊張感が漂います。



発表当日の朝も、筆者や隣の同期は発表直前までスライドを修正し、早めに卒論を終えていたメンバーは余裕をもってぶつぶつと発表練習。
同じ研究室でも、準備のスタイルはそれぞれでした。



いざ本番を迎えると、全員が最後までしっかりと発表をやり切ることができ、無事に発表会を終えることができました。
極限状態からの発表会だっただけに、全員がきちんと発表できたことに、大きな安堵感がありました。









最後になりますが、ここまで支えてくださった富澤先生。
そして多くのアドバイスをくださった先輩方に、心より感謝申し上げます。
なお、発表後の集合写真を撮り忘れたのが、唯一の心残りです……笑。
発表終了の安堵から、すっかり気が抜けていました。
ギリギリ組だった4名のうち筆者を含む2名は、来年度から隣の研究室へと移ることになります。
あちらは夜泊まれないルールとのことなので、修士論文は計画的に頑張ろうと思います……。
打ち上げも行いましたが、楽しすぎてまた写真を撮り忘れてしまいました。
ひとまず、全員が無事に提出・発表を終えられて本当によかったです。
この数日間の追い込みは、きっと数年後には「良い思い出」として語れる……はず。
来年度以降の後輩達には、ぜひ計画的な卒論執筆をおすすめしたいところです。
下記は本年度B4の卒業論文のタイトルです。
- 皮膚電位計測を用いた被験者実験による振動に対する不安度評価に関する研究
- 室内家具の転倒に基づく床のロッキング角評価に関する実験的研究
- 懸架型パラレルリンク機構の初期形状が免震性能に及ぼす影響
- 懸架型パラレルリンク機構を構成するシリンダの減衰特性が免震性能に及ぼす影響
- 鋼構造建築物の大地震時における地震力の高さ方向分布と変形評価に関する研究
- 風力発電設備支持物を想定した模型実験による等価入力外乱を用いた外乱推定に関する研究
- 地盤との動的相互作用を考慮した風力発電設備支持物におけるTMDの制振効果
- 風力発電設備のリプレースに応じた風車支持物の炭素繊維複合材料補強に関する基礎的研究
- 照射条件の時間変化を考慮した発泡ポリスチレンアーチ構造の開孔配置最適化に関する研究
執筆:山口

