煉瓦基礎研究 組積作業編

2021年9月5日から9月7日の3日間にわたり「煉瓦基礎の性能評価」の研究に使用する試験体の組積作業を行いました。

今回製作した煉瓦試験体は幅540mm×奥行き210mm×高さ970mmの寸法を持ち、煉瓦に空いた孔に鉄筋を通すなどして製作したものです。

組積作業には長年煉瓦の組積作業に携わっている職人の方に協力をしていただき、職人施工の試験体と組積方法を職人さんに教えていただいた学生らで製作しました。

職人さんの製作する試験体と学生の製作する試験体には精度のみならず、施工終了時の目地の揃い具合や煉瓦表面の状態の美しさに大きな違いが見られ、改めて職人さんと素人の施工精度の違いを感じました。

約1か月の養生期間を経たのちに載荷実験を行う予定なので、その時まで事故が起こらないことを祈りつつ準備を進めていきたいと思います。

使用した有孔煉瓦
モルタル塗りを練習する様子
職人さんが施工を行う様子
学生が施工を行う様子

職人施工(奥)と学生施工(手前)の試験体
完成した(施工した)組積煉瓦試験体

執筆:羽原