3月振動台実験 経過報告(セミアクティブ制御)

今回の実験は2022年3月16日と18日に,セミアクティブ制御則を実験検証するため行った予備試験である。

本研究は,慣性質量と可変減衰を用いて鉛直方向の振動を抑制することを目的とし,まずは慣性質量の効果を検証するため予備試験を行った。

結果,応答変位が微小なため慣性質量が有効にはたらいていない疑いや,加振後に変位が初期位置に戻らないといった懸念が残った。今後は入力鉛直地震動の見直しや,ダンパーの留め付け等を再確認し実験を行う予定である。 

以上を踏まえた試験と可変減衰を使った制御についての実験は今後報告する。

振動台実験の様子

執筆:大谷