生体反応計測を用いた被験者実験 実施報告

2021年11月29日から12月3日にわたり「生体反応計測を用いた耐震性能の感覚評価」の研究に関する被験者実験を行いました。

今回の計測では、住宅の内部を再現した起震車が震度の異なる2種類の地震動にて揺れている映像を見ている際の生体反応を対象に、計21名の計測を行いました。映像の放映にはヘッドマウントディスプレイを用いて、より臨場感のある体験となるようにしました。対象とする生体反応は心電図と脳波として、時刻歴で計測を行いました。

計測結果を確認すると、被験者によって個人差が大きく、生体反応計測の分析に建築の実験結果と異なる難しさがあることに直面していますが、不安感の定量化へ向けて様々な分析をしていきたいと思います。

生体反応計測装置とヘッドマウントディスプレイを装着した被験者の図

執筆:井上