秋学期の始動と花火騒動
事の発端は夏のゼミ旅行2日目の夕食の買い出し中。富澤研のグループLINEに一通の通知が届きました。
送り主はB4の濱田さん。内容はいたってシンプル。
「花火やりたいです!!」
「仲良くなりたいけど距離の詰め方って難しいよね~」なんて毎年恒例の悩みを抱えていた我々はもうルンルンでスーパーへ直行。両手いっぱいに花火を抱え、ドヤ顔で宿に帰還しました。
しかしそこで我々を待ち受けていたのは、残酷な現実でした。
なんと宿の壁には小さく黄色い文字で「花火禁止」と書かれた張り紙があったのです。
先輩たちの目に流れる悔し涙。それを見てオロオロする後輩たち。さらには行き場をなくして部屋の隅に悲しげに置かれた花火たち──
最高の幕引きとなったゼミ旅行の裏には、実はこんな悲しい出来事があったのです。
そんなこんなで話は現在に進みます。
なくしかけた夏と花火の行き場を探しに、我々は多摩川の河川敷に集合しました。
季節は既に秋の入り口。ここ数年は急に寒くなって嫌になっちゃいますよね。
もはや寒さすら感じる夜風に吹かれながら花火に着火。それでも火花が散った瞬間、確かにそこに夏はいました。
発起人の後輩も楽しそうな表情を浮かべていて先輩たちは胸をなでおろしました。
あとはM2の伊東が差し入れで買ってきてくれたマックのポテナゲがおいしかったです。
ありがとう。
花火が終われば、お決まりの飲み会へ。
気づけばB4がたくさん参加してくれていて、ひそかに歓喜している先輩たちでした。
やはりゼミ旅行のころの悩みは杞憂でしたね。



こうして一連の花火騒動は夏と一緒に幕を下ろたのでした。
そういえば言い忘れてましたが、この日は秋学期の初回ゼミでした。
みんな、卒業・修了目指して秋学期も楽しく頑張っていきましょう。
執筆:武田