慶應義塾大学にて特別講義を行いました!(構造物の振動制御)

(一社)日本建築学会の「構造物の振動制御小委員会」に委員としてご一緒している
慶應義塾大学の小檜山先生からのご依頼により、同大学院で特別講義をさせていただきました。
慶應義塾大学小檜山研究室のホームページ:https://kohiyama.sd.keio.ac.jp/

「空間・環境デザイン工学特別講義第1」というオムニバス科目で、
学外の研究者を招いて講演するという趣旨にて、講演の機会をいただきました。
筆者は「構造物の振動制御とその課題」という題目で、現在までの日本の耐震規定や耐震技術の話から、
構造物の振動制御に関する自身の研究をトピック的に紹介して、振動制御技術のこれからについて、お話しさせていただきました。

大学に籍を移す前は、母校での授業や企業研修などには登壇したことはありましたが、在籍校や出身校以外で話をするのは新鮮でした。
授業後の感想ミニレポートも共有いただき、大変勉強になりました。貴重なご機会をありがとうございました。

以下はスライドの一部

矢上キャンパスの入口(慶應義塾と言えば、このペンマーク)

セミアクティブ免震が適用されている「創想館」

また、母校ではないので、なかなか訪問する機会もなかったのですが、
前から気になっていたセミアクティブ免震が適用されている「創想館」もご厚意により少し見させていただきました。
私自身は研究で風力発電設備支持物をモニタリングしておりますが、モニタリングの対象が普段いる場所の近くにあるのは羨ましい限りです。

慶應義塾大学理工学部 創想館(※日本免震構造協会で技術賞(特別賞)を受賞されています。)
https://www.jssi.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/10/aw-4kai-technology3.pdf

小檜山先生による解説はこちら↓
社会のレジリエンスを高める建物のデザイン:https://www.st.keio.ac.jp/education/learning/1707.html

執筆:富澤 徹弥(教員)