当研大学院生が第47回風力エネルギー利用シンポジウムにて優秀発表賞を受賞しました!

博士前期課程2年の大家菜摘さんが、第47回風力エネルギー利用シンポジウム(2025年11月27~28日、ビジョンセンター新橋)において、「優秀発表賞」を受賞しました。

発表題目:風力発電設備支持物の実測に基づく累積損傷度評価に関する研究 -長期実測に基づく機械学習を用いた累積損傷度評価-
発表者:大家菜摘
発表内容:2000年代に建設された風力発電設備の多くが設計供用期間20年に近づく中、支持物の疲損傷度評価は延長運転判断において重要となります。本研究では、稼働中の風力発電設備支持物を対象に長期実測を行い、レインフロー法およびS-N曲線より損傷度評価を実施しました。さらに、機械学習により加速度やSCADA記録を説明変数とする回帰モデルを構築し、ひずみ計測を用いない累積損傷度評価の可能性を提案し、一定精度で疲労損傷度の予測が可能であることを示しました。

日本風力エネルギー学会長の永尾先生と
司会に急に振られて受賞コメント中@懇親会

■風力エネルギー学会 優秀発表賞の受賞者
https://www.jwea.or.jp/3-3/#jump-5

大学のHPなどにも受賞記事を掲載いただいておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
【MeijiNow】 https://meijinow.jp/meidainews/activity-meidainews/134778
【大学公式X】 https://x.com/Meiji_Univ_PR/status/2063784720681640135
【理工学研究科ホームページ】 https://www.meiji.ac.jp/sst/grad/information/2026/kenntikutosigaku20260604.html
【建築学科ホームページ】 https://meiji-architecture.net/archives/4814

あまり参加の習慣がなく、例年ついつい予定が入っていて参戦できていなかったのですが、風力発電館関連の研究も蓄積してきたので、今回、満を持して初参戦しました。
会場が東京の新橋ということもあり、日本建築学会大会のような特別感はありませんが、その分、アクセスもしやすく、会場もコンパクトで参加しやすかったです。

ポスターセッション
口頭発表の様子
ポスター

風力発電設備は見た目はかなりシンプルですが、風の流体工学の分野はもちろん、実は、ブレード(回転翼)の材料分野、電気系統や落雷などの電気分野、発電機のモーターなどの機械分野、支持物や基礎構造の土木分野など、多くの技術分野にまたがる複合的な構造物になっています。
主役はやはり風力による発電部分で、支持物はその名のとおり、発電設備を支持するだけの構造物であるため、支持物関連の研究は、かなりアウェーかなと懸念しておりましたが、この度、学生がこのような賞をいただき、大変光栄に思います。本当にありがとうございました。
支持物関連の研究をされている方は多くはないですが、前職時代から懇意にさせていただいている方々もいますので、臆することなく、学生の研究発表の場として、次回も参戦したいと思います。

「日本の風力エネルギー利用関連教育研究機関マップ」(https://www.jwea.or.jp/news/3020/)なるものもあるらしく、次回はこれに当研の活動も掲載してもらおうと思います。

執筆:富澤 徹弥(教員)